一人暮らしを始める際、多くの人が「これが必要だろう」と思って購入したものの、意外と使わなかったり、むしろ邪魔になったりするものがあります。本記事では、実際に一人暮らしをしていて「いらなかった」と感じたものを22個紹介します。これから一人暮らしを始める方や、持ち物を見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
玄関で必要なかったもの
1. 靴箱
物件についていなかったため、買いましたが、すぐ邪魔になりました。一人暮らしであれば、靴は普段用、仕事用、冬用、雨用で4足ほどあれば十分です。靴は履けなくなった時に買い足していけば余計に増えることもなく、シンプルに管理することができます。
2. 玄関マット
実家では置いてあったので一応買いましたが、掃除の邪魔になるだけで正直いらないなと感じました。掃除の邪魔にもなるし、洗濯もめんどくさいので買う必要はないと感じました。
キッチンで必要なかったもの
3. 水切りカゴ
キッチン周りのスペースを意外と圧迫しているのが水切りカゴです。もちろん便利な部分もありますが、狭いキッチンでの作業効率を考えると、むしろカゴそのものが邪魔になりがち。
- 水切りマットだけでOK
- 吸水性や速乾性に優れた水切りマットを使えば、洗い終わった食器を短時間で乾かすことができます。
- マットは使わないときに折りたたんでしまっておけるため、シンクまわりの作業スペースを広く活用できます。
- お手入れがラク
- 水切りカゴは水垢やヌメリがたまりやすく、こまめな掃除が意外と面倒。
- マットは洗濯機で洗うことも可能なので、手軽に清潔を保ちやすいメリットがあります。
4. トースター
「パンを焼くにはトースターが必須」と思いがちですが、実はグリルやフライパンで代用が可能。
- グリルで焼く
- 魚焼きグリルにアルミホイルを敷いてパンを置くだけ。
- 表面がカリッと焼き上がりやすく、短時間でトーストが完成します。
- フライパンで焼く
- 弱火~中火で片面を1~2分ずつ焼くと、外はこんがり、中はふんわり仕上がりに。
- バターやオリーブオイルを少量垂らすと、さらに風味豊かなトーストに。
トースターは意外と幅を取る調理家電のひとつ。頻繁にパンを食べない人であれば、ほかの器具で十分代用できます。
5. 電気ケトル
「すぐにお湯を沸かせるから便利」と思われがちな電気ケトルですが、電子レンジのある環境なら、コップ1杯の水を600Wで1~2分温めればすぐにお湯が完成。
- 少量のお湯を使うだけなら電子レンジでOK
- コーヒーやお茶1杯分のお湯なら、電子レンジで十分対応可能。
- ケトルを置くためのコンセントやスペースの確保が不要。
- 洗浄やお手入れの手間が減る
- ケトルの内部は水垢が溜まりやすく、定期的な洗浄が必要。
- 電子レンジだと、容器(マグカップなど)を洗うだけで済むためお手入れがラク。
もしお湯を頻繁に多量に使うのであれば、電気ケトルも活躍しますが、「1日1~2杯だけ」「コンパクトな調理空間で済ませたい」という方は、レンチンお湯で十分かもしれません。
6. お皿の大量ストック
来客用にたくさんのお皿を準備していても、実際に友人を呼ぶ機会が少なかったり、紙皿・紙コップを使ってしまったりすることが多く、結果的に使わないまま収納スペースだけを奪ってしまいがち。
- 紙皿・紙コップで事足りる
- 汚れた食器を洗う手間がなく、パーティーや大人数の集まりに便利。
- 冷蔵庫に入りきらない料理や持ち寄りの料理をシェアしやすい。
- 収納スペースの節約
- 使っていない大皿や小皿が大量にあると、キッチンキャビネットが圧迫されてしまう。
- ふだんの食器類を厳選しておけば、料理もしやすく後片付けもスムーズ。
もちろん、頻繁に人を招いて食事会を開くなら大皿が便利ですが、そうでないなら最小限のストックで十分ということも多いものです。
リビング・寝室で必要なかったもの
7. テレビ
最近はスマホやタブレットでYouTubeや動画配信サービスを楽しむ人が増えています。テレビを置かなくても、見たい番組をオンデマンドで視聴できる環境が整っているため、特に単身世帯やあまりテレビを観ない方には不要かもしれません。
- NHKの受信料
テレビを置くと、NHKの集金対象となります。視聴の有無にかかわらず受信設備があれば支払い義務が生じるため、テレビを持たなければその出費を削減できます。 - スペースと家電設置の手間
テレビはどうしてもリビングの一角を占有し、テレビ台や配線の確保が必要。狭い部屋だと、それだけで圧迫感が出ることがあります。 - スマホ&タブレットで代用
YouTubeやAmazon Prime Video、Netflixなどで動画を楽しめるだけでなく、ニュースアプリやSNSで情報を収集できるため、テレビの情報源としての役割もスマホで十分カバーできます。
8. ラグ・カーペット
ラグやカーペットのある部屋はおしゃれに見えますが、実際には掃除が面倒というデメリットが大きいです。
- ほこり・ダニがたまりやすい
とくに毛足の長いカーペットは、髪の毛やホコリが目立ちにくい反面、奥まで入り込んでしまいます。こまめに掃除機をかけないと、衛生面で気になります。 - 洗濯が大変
小さいラグなら洗濯機に入ることもありますが、大判のカーペットは洗濯機で洗えずコインランドリーが必要だったり、乾かす場所にも困ったりと手間がかかります。 - フローリング保護は別の方法で
机や椅子の脚に傷防止マットやフェルトを貼っておけば、床への傷を防ぎつつ掃除の負担も軽減できます。ラグのように部屋全体を覆わなくても十分対応が可能です。
9. ソファ
見た目のイメージで欲しくなるソファですが、実際にどのくらい使うかを考えると必要性が薄いことも。
- ベッドや敷布団で代用可能
一人暮らしの場合、ベッドや布団がくつろぎスペースとしても機能します。ソファを置くとそれだけで部屋が狭くなり、配置の自由度も下がります。 - 掃除の手間とメンテナンス
ソファを設置すると、その周囲を掃除するときに移動が大変だったり、ソファの隙間にほこりや小物が入り込むことも。カバーを洗濯したり、リペアしたりするメンテナンスも必要です。 - コスト面の負担
良質なソファを買おうとするとそれなりの値段がします。用途が寝ころびたいだけなのであれば、床にクッションを敷くなどで代用可能。「ワンルームにソファを置いたら通路が確保できない!」というケースも珍しくありません。
収納・洗面所で必要なかったもの
10. タンス
タンスや大型の収納家具は、一見すると収納力が高そうに思えますが、実際には部屋のスペースを占拠してしまうことが多いです。そこでおすすめなのが、押し入れの扉を外してクローゼット化し、いわゆる“見せる収納”にする方法。
- 押し入れをクローゼット化するメリット
- スペースの有効活用:タンスがなくなる分、床面積を確保できる。
- 衣類の出し入れがスムーズ:扉を外すと一目で何がどこにあるかわかるため、取り出しやすい。
- 掃除がラク:タンスの下や後ろのほこり掃除が不要になり、部屋全体も風通しがよくなる。
- 見せる収納のポイント
- お気に入りの服やアイテムをハンガーにかけておけば、コーディネートの確認がしやすい。
- 収納ボックスやカゴを使って衣類を分類すれば、散らかり防止&おしゃれな雰囲気づくりも可能。
タンスを持たなくても、押し入れやクローゼットを活用すれば十分な収納スペースが確保でき、部屋が広々使えます。
11. 化粧品類(化粧水・乳液・美容液など)
種類豊富なスキンケアアイテムをそろえるほど、保管スペースも必要になり、使い切れないまま使用期限切れとなることも少なくありません。
- スキンケアはワセリン&ボディークリームでシンプルに
- ワセリン:保湿効果が高く、顔や唇、乾燥しがちな部分にマルチに使える優秀アイテム。
- ボディークリーム:お風呂上がりに全身をケアするのに十分。これだけで肌の潤いを保ちやすい。
- 最小限スキンケアのメリット
- コスト削減:化粧水、乳液、美容液など、何種類も買わなくて済む。
- 置き場の確保:洗面所や化粧台の上をスッキリ保てる。
- 肌負担の軽減:過剰なケアをしなくても、十分な保湿とバリア機能を保てるケースも多い。
肌質や好みによって必要な化粧品は異なりますが、意外と「最小限のケアでも十分だった!」という声も多いものです。まずはシンプルなケアからスタートし、自分の肌に合ったケアを厳選してみましょう。
その他で必要なかったもの
12. トイレマット・便座カバー
おしゃれに見える半面、洗濯や掃除が煩わしいトイレマット・便座カバー。これらを置かない選択肢も、実はメリットが多いです。
- 洗濯の手間がかからない
- 便座カバーやマットが汚れたらこまめに洗濯が必要。モップやスポンジでサッと拭けるフロアだけなら、ケアがはるかにシンプル。
- 掃除がしやすい
- トイレマットがないため、拭き掃除や掃除機掛けがラク。
- カバー類の隙間や端っこに汚れがたまることもなく、トイレ全体を清潔に保ちやすい。
- 臭いの蓄積を防ぐ
- 布製品は臭いを吸収しやすい場合も。マットやカバーなしの状態にしておけば、におい対策もしやすい。
トイレを布類フリーにするだけで掃除が圧倒的に簡単になり、衛生面でも安心。おしゃれ感を出したいなら、ウォールステッカーや小物で演出するのも一つの手。
まとめ:必要なものは最小限でOK!
生活必需品だと思って揃えたアイテムでも、いざ使ってみると「実はなくても困らない」ことがあります。家具や家電類、化粧品なども、種類が増えるほど維持やお手入れのコストがかかりがち。自分のライフスタイルを見直し、「本当に必要か?」を基準に取捨選択するだけで、
お部屋のスペースが広がる
掃除やメンテナンスが減る
無駄な出費が減る
本当に使うものだけを厳選する暮らしを取り入れてみるのはいかがでしょうか。必要最低限であっても、心地よい生活は実現できますよ!
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