
いい物件があったけど、どんな内容で送ればいいんだろう……?
と思ったことはありませんか?
上京して新生活をスタートする際、賃貸物件探しは避けては通れません。初めての賃貸探しだと、不動産屋への問い合わせもどんな風に聞けばいいのか不安に感じると思います。そこでこの記事では、初めての賃貸の方向けの不動産屋へのメールの文面例をご紹介いたします。
空き状況確認から、新着物件のリクエスト、来店予約の連絡まで、テンプレートを使えば簡単にやり取りが可能です。メール本文を書く際のポイントや、例文の活用方法も合わせて解説しますので、不動産屋選び・物件探しの際にぜひ参考にしてみてください。
この記事がおすすめな人
・初めて東京に引っ越す人
・不動産屋にどのように伝えたらいいかわからない人
・実家から引っ越し先が離れていて、不動産屋に直接相談できない人
最初に結論
・問い合わせはメールがおすすめ!(履歴が残る、聞きたい事を事前にまとめられる)
・3月~4月の繁忙期や急ぎな場合は電話がおすすめ!
・問い合わせの目的と希望条件を明確に伝える
・具体的な質問内容と連絡先を記載する
・実際に不動産屋に行けない場合はIT重説の物件を選ぶ
不動産屋へのメール問い合わせのポイント
近年はインターネットで物件検索をする人が増えていますが、見つけた物件が「まだ空いているかどうか」を確認したり、「他にどんな物件があるのか」を問い合わせたりする際、メールで連絡するケースが多いですよね。
しかし、メールでのやり取りが苦手な人や、どんな書き方をすればいいのかわからないという人も少なくありません。ここでは、まず最初に押さえておきたい基本のポイントを紹介します。
- 件名を明確に
- 不動産屋への問い合わせだとわかるよう、件名に【空室確認】や【来店予約】など要件を入れる。
- 本文には自己紹介と要望をセットで
- フルネームや引っ越し予定の時期、連絡先をハッキリ記載する。
- どの物件の問い合わせか、いつ内見したいのかなど、具体的に書く。
- 返信が欲しい日時を伝える
- 「平日〇時~〇時は電話OK」など、連絡が取りやすい時間帯を伝えるとスムーズ。
これらのポイントを踏まえたうえで、実際の例文を見ていきましょう。
ネット掲載物件の空室確認をしたい場合
件名:【空室確認】〇〇エリアの掲載されている物件について
〇〇不動産 ご担当者様
はじめまして、〇〇(お名前フルネーム)と申します。
現在、〇月頃に引っ越しをする予定で物件を探しております。
貴社ホームページにて拝見いたしました「〇〇(物件名/物件番号)」については、現在の空室はございますでしょうか。空室だった場合、見学をしたいのですが下記日程で予約は可能でしょうか?
・〇月〇日 〇時~〇時
・〇月〇日 〇時~〇時
・〇月〇日 いつでも可空き室がなかった場合、以下の条件で問い合わせた物件と似た間取りがあれば別途ご紹介いただけますと幸いです。
家賃〇万円以下、敷金・礼金なし、駅徒歩〇分以内ご返信お待ちしております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇(お名前)
メール: 〇〇〇〇@example.com
電話: 090-XXXX-XXXX(平日17時以降、休日終日対応可能)
ポイント
- 「問い合わせたい掲載物件情報」を明確に
物件名・住所・階数など、具体的にリスト化することで担当者も把握しやすくなります。 - 空き室だった場合の内見希望日時を記載
見学の意思があることをはっきり伝えると、返信がスムーズ。 - 追加希望の条件も伝えておく
「ほかに似たような条件があれば紹介してほしい」と付け加えると、思わぬ掘り出し物に出会える可能性も。
不動産屋にオンライン内見をお願いしたい場合
中には「忙しくて内見に行く時間がない」「遠方に住んでいるので、なかなか現地に行けない」ということも多いはず。そんなときに便利なのが、オンライン内見やIT重説(ITを活用した重要事項説明)です。最近は不動産屋さんも対応しているところが増え、わざわざ現地へ行かなくても、スマホやパソコンを通じて物件を確認することができます。※内見したい物件がオンライン内見の対象でない場合もありますので不動産会社に確認してみましょう。
【オンライン内見希望】〇〇エリア〇〇マンションについてのご相談
〇〇不動産 〇〇様
はじめまして。物件探しを進めております〇〇(お名前)と申します。
貴社のホームページで「〇〇エリア〇〇マンション(物件名または物件番号)」を拝見いたしました。現在の空き室状況を教えていただけますでしょうか。また、内見につきましては、遠方に住んでいるため、現地へ伺うのが難しく、可能であればZoomやLINEビデオ通話などを使用したオンライン内見をお願いしたいと考えております。※ツールの指定などございましたらご教授ください。
<希望の日時>
・〇月〇日 〇時~〇時
・〇月〇日 〇時~〇時
・〇月〇日 いつでも可物件に関して、最も重要視している物件の条件は以下の通りです。
・〇〇駅、〇〇駅、〇〇駅付近希望
・家賃〇万円以内
問い合わせた物件と似た間取りがあれば、別途ご紹介いただけると助かります。お手数をおかけいたしますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
ご返信をお待ちしております。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇(お名前)
メール: 〇〇〇〇@example.com
電話: 090-XXXX-XXXX(平日17時以降、休日終日対応可能)
ポイント解説
- オンライン内見の希望を明確に伝える
– “オンラインで物件を見たい” という希望をはっきりと書いておきましょう。 - 日程やツールの候補を提示する
– ZoomやSkype、LINEビデオ通話など、どのツールを使うかを合わせて伝えるとスムーズです。 - 自分の状況を簡単に説明する
– 転職活動で忙しい、遠方に住んでいる、など。そうすることで担当者も対応しやすくなります。 - 質問事項をまとめておく
– 事前に知りたいこと(物件の外観、収納スペースの広さ、周辺環境の雰囲気など)があれば箇条書きで整理しておきましょう。
ネット上にない物件を紹介してほしい場合
件名:物件紹介のお願い【〇〇(フルネーム)】
〇〇不動産屋 ご担当者様
〇月の引っ越しを予定しております、〇〇(フルネーム)と申します。
ネット上に掲載されている物件を確認したのですが、ほかに物件は無いか相談したく連絡しました。以下希望条件を優先順位の高いものから記載しています。合う物件がありましたら、ご紹介頂けると幸いです。
<希望条件>
・〇〇駅、〇〇駅、〇〇駅付近希望
・家賃〇万円以内(管理費込み、敷金・礼金:各1ヶ月分まで)
・バストイレ別
・室内洗濯機置き場あり
・2階以上
・駅から徒歩〇分以内良さそうな物件があれば、〇月〇日頃の内見を希望しております。
ご多忙かと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〇〇(お名前)
メール: 〇〇〇〇@example.com
電話: 090-XXXX-XXXX(平日17時以降、休日終日対応可能)
ポイント解説
- 「引っ越し予定日」を伝える
不動産屋は、すぐに入居できる物件かどうか確認しやすくなるため、引っ越し時期は早めに共有しておきましょう。 - 希望条件はリスト形式で
箇条書きにし、優先度の高い順に並べるとわかりやすいです。 - 内見の意思表示を明確に
「良い物件があれば、〇月〇日頃に内見したい」と書くことでより積極的に物件を探してくれることが多いです。
まとめ
不動産屋へのメール問い合わせは、「何を求めているのか」をはっきり伝えることが最も大切です。物件名や希望条件、希望日時などを明確に書くことで、不動産屋側もリサーチや提案に時間を費やしやすくなり、結果的にスムーズなやり取りにつながります。
- 件名で要件を伝える
- 自己紹介+希望条件+行動(内見・来店)の意思表示
- 返事をもらいたい日時や方法を付け加える
これらを押さえたうえで、この記事で紹介したテンプレートを活用すれば、初めて物件探しをする人でも迷うことなくメールを送れます。自分の状況や希望条件をもっと細かく書きたい場合は、テンプレートをコピペして使ってみてください。
少しでも早く理想に合う物件に出会い、快適な新生活をスタートできるよう、ぜひ参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント