「東京で暮らすなんて家賃が高すぎて無理…」と決めつけていませんか? 実は、探し方や地域選び次第では「地方より安く」東京で暮らせるケースもあります。今回は、家賃相場が割高だと思われがちな東京で、意外なお得物件を見つける具体的な方法と地域名を紹介します。上手に選べば「東京=家賃高い」という常識を覆せるかもしれません。
実は地方より安い?東京で低家賃物件を探すコツ
■ ポイント1:都心から少し離れた穴場エリアを狙う
23区内でも、山手線沿線や主要ターミナル駅の近辺は家賃が高め。しかし、少し路線やエリアをずらすだけで驚くほど家賃が下がることがあります。以下は一例です。
- 北千住駅周辺(足立区)
山手線の主要駅まで約20分程度でアクセス可能にもかかわらず、駅から少し離れたエリアならワンルームで5万円台~の物件もあります。 - 綾瀬駅周辺(足立区)
常磐線や千代田線が通るため交通の便が良く、家賃は比較的リーズナブル。駅から10~15分歩くと、さらに安い物件が見つかることも。 - 亀戸駅周辺(江東区・墨田区)
中心地へのアクセスが優れている割に、同じ総武線沿いの錦糸町や秋葉原に比べると家賃が低め。下町情緒があり、生活コストも抑えやすいと言われています。
■ ポイント2:郊外や多摩地区まで視野を広げる
「どうしても23区内は高い…」と思うなら、多摩地区やJR中央線沿いの立川・八王子方面、または京王線沿線の高幡不動・聖蹟桜ヶ丘などを候補に入れましょう。都心まで30~40分前後かかるものの、家賃は23区の主要エリアと比べて大きく下がりやすいです。
- 立川駅周辺
商業施設が充実しており、家賃相場はワンルームで6万円台~も見つかります。多摩モノレールで地域移動も便利。 - 八王子駅周辺
都心まで約1時間ほどかかりますが、駅チカでも相場は抑えめ。地方都市に住むのと同じくらいの家賃帯も珍しくありません。
■ ポイント3:築年数や設備にこだわらない
築浅や設備充実の物件はやはり家賃が高くなりがち。築古でもリノベーション済みの部屋や、バス・トイレ別でなくてもOKなどの譲れる条件があれば、家賃が大幅に安い掘り出し物が見つかりやすいのが東京の特徴です。
- 水回りや内装を確認し、古くても清潔感のある部屋はリノベ済みの場合が多く、コスパが高い可能性も。
地方より安く住むための具体的アクション
■ 物件検索サイトで「こだわり条件」をオフに
バストイレ別・オートロック・独立洗面台などを全部揃えると家賃が一気に上がるため、最初は条件をゆるめに設定して検索しましょう。意外な好立地で安い物件が見つかることも少なくありません。
■ 下見する時間帯に注意
治安や雰囲気をチェックするには、夜や週末の下見がおすすめ。東京は同じエリアでも夜と昼の雰囲気が違うことがあります。安いのには理由があるかもしれないので、複数の時間帯に足を運んでみるのがベターです。
■ 大手だけでなく地域の不動産会社も回る
インターネットには載っていない地域密着の独占物件がある場合も。大手サイトで見当たらなくても、最寄り駅周辺の不動産会社へ直接足を運んでみると、家賃交渉や隠れ物件の提案など思わぬメリットが得られます。
「東京=家賃高い」は本当にウソ?実際のデータ
例えば、足立区や葛飾区、江戸川区といった下町エリア、さらには多摩地区の一部地域(八王子・立川など)では、地方の政令指定都市(例:名古屋や福岡の中心地)と大差ない家賃帯も珍しくありません。
- 家賃ポータルサイトSUUMOやHOME’Sで比較すると、都内でも2DKが6〜7万円台、ワンルームなら5万円台前後で見つかるエリアが存在。
- 地方都市の中心部より安く住めるケースもあり、通勤時間さえ許容できれば「東京が高い」というイメージは必ずしも当てはまらないのです。
結論:意外と安く暮らせる東京ライフを目指そう
「東京=家賃が高い」は単なるイメージで、探し方と条件次第では地方より安く住めるエリアや物件もたくさんあります。中心部のターミナル駅周辺は高いですが、少しエリアをずらしたり築年数を気にしなかったりするだけで、一気に選択肢が増えるのが東京の魅力。
- 郊外に広がる安めの家賃ゾーン
- 築古リノベ物件や設備の譲渡条件で費用を下げる
- 地域密着型の不動産会社で隠れ物件を発掘
上記のポイントを押さえて物件探しをすれば、「本当に東京なのにこんなに安い!」と驚く物件に出会えるかもしれません。先入観に惑わされず、ぜひ自分の目と足でお得な場所を見つけてください。
【根拠】
- SUUMO「東京23区の家賃相場特集」
– https://suumo.jp/
(駅ごとの平均家賃を参照。エリアによって大きな差があることを確認できる) - HOMES「東京&地方都市の家賃相場比較」
– https://www.homes.co.jp/
(地方主要都市と東京の一部地域を比較すると、家賃差が思ったより小さい例も多い) - 東京都都市整備局「住まいの実態調査」
– https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/
(東京下町や多摩地域の家賃水準が23区中心部より低いことが公式データで示唆されている)
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