「就活のとき、特に夢も目標もないまま会社に入って、気づけば20代後半。仕事へのやりがいは感じない……。給料だけが理由で続けている自分に、この先成長はあるのかな?」――そんなモヤモヤを抱えていませんか?

仕事を続けるか、転職するか、どちらを選ぶにしても不安はつきもの。しかし、そのまま何も変えずに続けていると、心がすり減って病んでしまうリスクも。
そこで今回は、同じように悩む20代後半~30代前半の方に向けて、仕事や転職に対する考え方や、迷ったときどうすればよいかを紹介します。
1. 「なんとなくで入社した会社を続けている」現状を見直す

● なぜ入社したのかを振り返る
もともと「特にやりたいことはなかった」から就職していた場合、仕事に対するモチベーションや目標が定まらないことも多いですよね。
まずは、当時の自分がどんな条件や理由でその会社を選んだのか、もう一度振り返ってみてください。
- 給料、福利厚生
- 立地条件
- 企業の安定性
- 両親の勧め
意外にも、そこにあなたの価値観が隠れているかもしれません。将来の方向性を考えるきっかけになります。
● 20代後半~30代は人生の転機になりやすい
社会人経験が数年になり、「このままこの仕事を続けるのか?」「やりたいことはないのか?」と一度立ち止まるのが20代後半~30代。周りを見れば、転職した友人もいれば、結婚や出産などで人生設計が変わる同期もいるでしょう。
この時期は、自分のキャリアを考え直す絶好のタイミングでもあるんです。
2. いまの仕事が辛い理由を整理する
● 人間関係がよくない
- 上司と合わない
- 飲み会が多くプライベートに支障をきたす
- 嫌な態度やキツイ言葉をかけられる
● やりがいを感じられない
- 結局、給料だけのために働いている状態…
- この先、何かスキルや実績が身につくのか分からない
● 成長を感じられない
- ダラダラと業務をこなすだけで、自分自身が進歩している実感が薄い。
- 会社の方針や業務内容が固定されていて、学ぶ機会も少ない。
こうした要因があるなら、転職や部署異動など「環境を変える」ことも視野に入れてみてください。
3. 転職先を選ぶとき、どうすればいい?
(1) 自分の「嫌なことリスト」を作る
次の職場でも同じような不満を抱えないために、まずは「現職で嫌だと感じること」をハッキリさせましょう。
- 高すぎるノルマ
- ハラスメント体質の上司
- 長時間労働でプライベートがない
- 給料が低い
これらを明確にしておくと、求人を見る際に「ここは自分に合わなさそう」と判断しやすくなります。
(2) 逆に「興味・関心リスト」も作る
- これまでの仕事の中で少しでも「面白い」と思った瞬間
- プライベートで続けている趣味や好きなこと
- 人から褒められること、得意なこと
最初はぼんやりしていても構いません。それらを手がかりに、自分が活き活きと働けそうな仕事を探してみてください。
(3) いきなり「夢」や「天職」を求めすぎない
「本当にやりたい仕事が何か分からない…」という段階で、完璧な天職探しをしようとすると、かえって迷走します。
- まずは「やってみたいかも」程度でもOK。
- 失敗を恐れず、いろいろな選択肢に触れてみることが大事です。
4. 「ダラダラ続ける」か「動く」か、基準をつくろう
● ダラダラ続けて得られるものはあるか?
- このまま続ければ、数年後に昇給や昇進が見込める?
- 会社で学べる業界知識やスキルが身につく?
- もし何も得られないのであれば、あなたの時間と心身をすり減らすだけかもしれません。
● 転職のリスクとリターンを比較する
転職した場合、収入ダウンや試用期間など不安定な時期があるかもしれません。しかし、自分に合った職場や仕事内容に巡り合えれば、ストレスや罪悪感から解放され、成長ややりがいを感じられるリターンも大きいでしょう。
● 行動する前に情報収集を
- 転職エージェントに登録して相談する
- 友人や知人の仕事話を聞く
- 気になる業界の勉強やセミナーに参加してみる
「自分に合った環境」を知るために情報を集めるだけでも、モチベーションが変わってきます。
5. まとめ
やりたくない仕事をダラダラと続けるのは自分の人生を消耗しているのと同じです。
もし「このままでは限界かも…」と思うなら、勇気を出して環境を変える準備を始めてみてください。まずは「いまの会社で嫌なこと」「少しでも興味があること」をはっきりさせるだけで、次の一歩が見えてくるかもしれません。
大きな決断をする前に、しっかり情報収集し、信頼できる人にも相談してみましょう。ダラダラと続けて心をすり減らすよりも、自分が成長できて笑顔でいられる未来を選ぶことが、結果的にあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
納得できる答えを見つけ、より良いキャリアを築いていくことを応援しています!
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