この記事では、私が上京転職した際の体験談を書きました。
地方から上京を考えている方、上京したいけど迷っている方に少しでも参考になるような内容です。
<この記事からわかること>
・上京すべきか迷っている方へ、上京することで得られる経験
・仕事辞めたいけど転職できないと感じている方へ、転職を決める指標
・上京×転職でかかった費用・準備
・縁もゆかりもない土地で就職する心構え

<この記事を書いた人>
新卒ブランドをスーパーマーケットの正社員にささげた人。
大学卒業後約4年間スーパーで働き26歳で上京。
派遣社員で事務の実務経験を積み中。
なぜ都会の未経験転職を目指したのか

スーパーを退職するに至った考え
<スーパーで働いていて感じた不満>
こうした思いを原動力に、都会の企業への転職を本気で目指すことにしました。
なぜ地元から出ようと思ったのか…?それは都会の方がチャンスが圧倒的に多いためです。
都会に行きたいと思ったきっかけ
私が上京を意識したのは、SNSからです。
地方にずっといると、どうしても閉鎖的な環境になりがちで、周囲の価値観に流されてしまいます。
近所の人の目が多く、親からもいつ結婚するのかと頻繁に聞かれ辟易していました。
東京に行きたいと考えたのは25歳からで実際に上京したのは26歳からでした。
「私も、もっと自由に、自分の好きなことを選んで生きたい」
スーパーの仕事も嫌になっていたので退職し、行き当たりばったりで東京に行くことを決めました。
特に好きなこともやりたいこともなかった私ですが、東京で色々な人と会い価値観をアップデートしたい!当時はこんな漠然とした思いでした。
20代後半で上京って遅くない??
上京を考え始めたとき、私が一番悩んだのがこの問題でした。
「東京に行くなら、もっと若いうちがよかったかも…」
「今さら未経験で都会に出ても、相手にされないかも…」
確かに、若い方が挑戦しやすいイメージはありますが、結論から言うと、20代後半での上京は全く遅くありません。
20代半ば以降は社会人としての基礎スキルが身についていて、企業側にとっても「安定感があり、育てがいのある年代」だからです。
実際に東京で転職活動をしてみると、26歳の未経験転職者は意外なほど歓迎されることに気付きました。
「20代は人生の転機を迎える人が多い」
もしも東京に行ってみたいと思ったら即行動してみると、人生観を変える大きな出会いに巡り合うかもしれません。地方と東京の差、それは出会う人間の数だと思います。東京には本当に色々な人がいます。価値観が全く違う人や別次元の人、商魂たくましい人など本当に様々です。
上京にかかった費用

ざっくりとした内訳
ただ東京に行きたいけどいくら必要なの……?と思う方も多いと思います。ここでは私が福井から東京に来た時の費用をご紹介します。
費用区分 | 内容例 | 金額(円) |
---|---|---|
🏠 賃貸初期費用 | 仲介手数料、家賃、保証金、鍵交換など | 250,000円 |
🧺 家具・家電・日用品 | 寝具、冷蔵庫、洗濯機、カーテン、Wi-Fiルーター等 | 150,000円 |
🚄 交通費(往復) | 福井~東京の新幹線・乗換など | 30,000円 |
💰 総合計 | 430,000円 |
以下の記事により詳細にかかった費用を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
実際に上京転職で悩んだこと
「東京で派遣社員」という選択肢を選んだ理由
しかし実際に上京を考え始めると、大きな壁にぶつかりました。
それは、
「東京で未経験職種にいきなり正社員として採用されるのか?」
ということです。
地方から東京に転職するなら、やっぱり正社員が安定しているし安心。
でも、私はスーパー勤務しか経験がなく、オフィスワーク経験はゼロでした。
求人を調べてみると、未経験から東京で事務職の正社員になるのはかなり難しい…。
応募できる求人も少なく、採用条件も高いものばかりでした。
そこで私は、「まずは派遣社員として東京で事務経験を積む」という道を選びました。
- 派遣なら未経験OKの求人が多い
- 大手企業や憧れの企業で働くチャンスがある
- 仕事が合わなくても、期間限定だからリスクが少ない
もちろん、「派遣だと不安定じゃない?」という声もありましたが、「まずは経験を積んで、その後正社員を目指そう!」と割り切ることにしました。
東京生活での一番の不安は「家賃と生活費」
派遣社員で働くことを決めても、次に待っていた不安は、
「東京の高い家賃と生活費で破産しないか?」
という現実問題でした。
東京は家賃がとにかく高い!
地方では一人暮らしの家賃が4万円台でも十分でしたが、東京で安全かつ快適に暮らそうと思ったら、家賃は最低でも6万円以上…。
また、食費や交際費、交通費など、地方よりもずっと高くなります。
私は当時貯金もそれほど多くなかったため、かなり不安でした。
毎日スマホで家賃相場を調べ、ネットで「東京 生活費 いくらかかる?」などの記事を読みあさり、不安は増すばかり。
でも最終的には、
- 派遣社員として働けば最低限の収入はある
- 派遣でも東京で経験を積めば、1~2年後には正社員になれるチャンスがある
- ダメなら地元に戻ればいいだけ
という考えにたどり着き、「とりあえず1年頑張ってみよう!」と決意しました。
ンジに使える志望動機や面接対策などを紹介しています。
実際に東京で派遣社員として働いて感じたこと
実際に東京に来て派遣社員として働き始めると、いろんな発見がありました。
派遣の給与は意外と悪くない!
東京の派遣事務の時給は高く、未経験でも1500円前後が一般的。
正社員のときと比べても、月の手取りはほぼ変わらず、むしろちょっと高くなったくらいでした。
地方と比べると生活費は確かに上がりますが、予想以上に収入面で困ることはありませんでした。
「派遣=不安定」と思い込んでいたけど、実際はそこまで不安定じゃない
派遣は契約期間が決まっているので、もちろん契約終了の不安はあります。
しかし、東京は求人がとても多く、仕事を探し直すとしてもそれほど苦労しません。
実際、周りの派遣社員も「次はどんな仕事にしようかな」と前向きに転職を繰り返していました。
むしろスキルや経験を積んで、どんどん条件が良くなっていく人もいました。
事務経験を積むことで正社員への道が開ける
私も派遣社員として1年ほど経験を積んだ結果、事務の実務経験ができました。
経験を積んだ後は正社員求人にも応募できるようになり、以前とは比べ物にならないくらい多くのチャンスが広がっています。
地方から東京への転職を考える方へ伝えたいこと
私も上京転職を考え始めたときは、毎日不安で眠れないほど悩みました。
- 「東京で暮らせるかな?」
- 「派遣社員なんて大丈夫かな?」
- 「失敗したらどうしよう…」
でも、実際に飛び込んでみると、心配していたほど大変ではありませんでした。
むしろ、新しい環境で働くことや、自分の可能性が広がることにワクワクできるようになりました。
もちろん上京にはリスクがあります。
でも地方で「このままでいいのかな?」とモヤモヤしたまま、毎日を過ごすよりはずっといいです。
一度の人生、自分のやりたいことにチャレンジしてみませんか?
あなたが迷っているその一歩を踏み出せば、きっと新しい自分に出会えるはずですよ。
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